現代の私たちは、何かと白黒をはっきりとつけたがります。
間違いではないと言うとすぐに正しいと判断する人、
嘘ではないと言うと正しいと思ってしまう人、非常に極端です。
でも、世の中には間違ってはいないけれど正しくもない、正しくもないけれど間違ってはいないという、
とても曖昧ではっきりしないことの方が実は多いのです。
私たちはこの事実をしっかりと認識する必要があります。
これは性格に対しても同じようなことが言えます。
明るい人は行き過ぎると軽率に感じ、親切すぎる人は行き過ぎると押しつけがましく感じます。
いくら素晴らしい長所であっても、行き過ぎると短所になるのです。
人間の体も、すべて「バランス」で成り立っています。
ホルモンバランス、自律神経系バランス、ミネラルバランスといった具合に、
「バランス」が保たれていることで維持できるのが人間の体なのです。
したがって、体の一部や特定の栄養素だけにスポットを当てて良し悪しを選択するだけでは、
体全体として捉えたときに不完全・不均衡が生まれることも理解できるはずです。
全てはバランスが大事・・・私達はこの事実をしっかりと認識し、幅広い知識と柔軟な思考を持つ必要があります。