ブログ
脳と香りの関係とエッセンシャルオイル
香りはほんの数秒で...0.2秒とも言われていますが...
大脳から神経、ホルモン系、免疫系にまで伝わっていきます。
まず香りの分子は、鼻の付け根にある臭上皮に伝わり、鼻、喉を通って気管や肺へ入り、
膜から血管壁を通って吸収されます。
また一方では香りの情報を、臭上皮に集中している臭覚神経から、
大脳の中心部にある大脳辺縁系へ送ります。
大脳辺縁系は感情や記憶に関与します。
かつて嗅いだ香りに出会ったとき、その当時の記憶が香りと共に呼び起こされることがあるのはその為です。
その後香りのシグナルは視床下部へ送られます。
ここは、内臓の働きを調整する自立神経や、ホルモンを分泌する内分泌系を調整しています。
そこからまた大脳新皮質や脳下垂体にも伝わっていきます。
結果的に、自律神経やホルモン系、免疫系を調整し心身共に影響を与えます。
つまり香りというのは脳にダイレクトに伝わることで、全身のあらゆる調節を瞬時にする可能性があるわけです。
と、考えると、質の悪い合成香料などは、全身に悪影響を及ぼしかねないことが分かります。
日々の健康管理に上質のエッセンシャルオイルを
私はメデイカルアロマとも呼ばれる上質のエッセンシャルオイルを、
日々の健康維持や心身の管理に活用しています。
エッセンシャルオイルとは、植物の有効成分を高濃度に含む芳香物質のことで、
精油とも呼ばれています。日本ではアロマセラピーとして広く使われていますが、
香りと脳の関係を理解し、本当に質の良いエッセンシャルオイルを使用することが重要です。
原材料となっている植物そのものの品質や使用部位、抽出方法等、純度100%で農薬等の残留物や添加物のない、
安全なオイルを選ぶことが大切です。
本当に上質なエッセンシャルオイルであれば、皮膚に直接塗布することでもより良い状態へ導くことが期待できます。
塗布した場合は、皮膚を通して血液に入り体の組織に伝わります。
皮膚は大きく分けて、表皮、真皮、皮下組織の3層から成り立っていますが、
表皮と真皮の間には保護膜があります。
通常この保護膜を通過できる物質は少なく、例えば水や紫外線等はカットしてくれるのですが、
エッセンシャルオイルはこの膜をも通過し、血管やリンパ管に入り様々な作用に関与すると考えられています。