アキヨのコラム
家族を送り出すときに
我が家ではいつもこう言うのです。
「いってらっしゃ~い 楽しんで!」
そうです!
映画や旅行や遊びに行く時だけではありません。
試験、試合、プレゼン、コンテスト、ステージ発表会...
一般的には、不安感や緊張感を持って臨む日にもです。
子供たちがまだ十歳前後の時には
この言葉の真意がわからずに
「こんな日に、楽しむのは無理~」
「流石に今日は、楽しめないわ」
そう言いながら出掛けたものです。
「楽しむ」は文字通り
心からワクワク感や満足感を持って...と
説明するまでもありませんが
自分で好きでやっている事ならともかく
試験やプレゼンや、嫌でもせざるを得ない事まで
そう楽しめるものではない...と思われるかもしれません。
でも「頑張る」よりも「楽しむ」方が
より良い結果が出ることは、数値的にも実証済みなのです。
こうなってくると、使わない手はありません。
キネシオロジーテストでは「頑張る」の効果の低さに
唖然とする方もいらっしゃるでしょう。
まずその「やらされている感」が何なのか?
どうせやるならば、思考そのものを
「嫌イヤ路線」から「楽しむ路線」に
切り替えてみてはいかがでしょうか?
脳は案外いい加減で、固定概念さえ外せば
コントロールできるものなのです。
もうちょっとだけ言うと
楽しむからこそ「ON」になる
遺伝子のスイッチと言えるものまで存在するようです。
最近は、スポーツ選手のインタビュー等でも
「楽しみます」「楽しめました」というコメントが
一昔前よりも随分増えたように感じます。
傍からみると、ものすごく頑張って練習しているのに
本人は基本的に好んで、楽しみながらやっている
または、そのように感情をコントロールしているからこそ
そこまで苦には感じないのでしょうね。
メンタルトレーニングでも「楽しむ」は
確実に使われる時代になりました。
「楽しむ」には明らかに余裕があります。
私はよく「思考に隙間を作ろう」という言い方をするのですが、
心身共に、程よい脱力感が感じられます。
逆に、既に試合前のインタビュー時から
「これはまずいな」...と感じる事もまたあります。
「頑張る」には、必死感が大きく感情を占めている様に感じます。
自分を追い込む事自体が「快感=楽しさ」になる場合はともかく
ちょっと窮屈で、余裕が無い状態です。
これはあらゆる場面で言えることですが
余裕がないと、上手くいくはずのことまでもが
不本意な結果になってしまった経験はありませんか?
視野も確実に狭くなりますよね。
こうなってくると、何か予定外の事がおきた時には尚更
思考も体も機転がききません。
試験、試合、プレゼン、ステージ発表会
例え準備万端でなかったとしても
楽しむぐらいの余裕をもって...意識的に作ってでも望む
これには、相当の価値があります。
だから「いってらっしゃ~い 楽しんで!」なのです。
また、どうしても心が振るわず
その学習や仕事に価値が見いだせないならば
思い切って「やめる」選択をするのも有りだと思います。
体感としてわかる方も、いらっしゃると思いますが
深い部分での同意=魂の同意が、無い場合です。
勿論、それが可能な場合ばかりではありませんが
自分の思い込みや習慣だけで「やるべきだ」
そう思いこんでいるだけの事も、案外沢山あるものです。
どうせならば、自分の大事な時間を
本当にやり甲斐や楽しみを感じる事に費やし
それが誰かの笑顔にもつながれば、尚嬉しい!
私ならばそう思います。
言うまでもなく、無条件に好きで楽しめる事は
どんどん生活に取り入れたいですね。
ワクワクする時間を多く過ごすことは
ご自分の波動自体も、間違いなく上がります。
一生懸命に頑張っている そこの貴方!
少し思考を緩めてはいかがですか?
「頑張るだけ」では、もったいないのです。
どうせやるなら「楽しんで」
より良い結果と、何よりも充実感いっぱいの時間を
積み重ねたいものですね。
あっそうそう、ぐうたらに生きている貴方!
余計なお世話かもしれませんが
もうちょっとだけ、頑張ってみてはいかがですか??...