昨日の夕暮れ時、雨が止んだのか
西の空の神秘さに誘われてベランダに出た
重いグレーの空の隙間から
神々しいばかりの光が覗く
その景色もなかなかで
自分の感情と重ねてみたりもしたけれど
ふっと、真逆の東の空に目をやると
ものすごく大きく鮮明な虹がそこにあった
一枚の写真に納まりきらない
大きな虹を見ながら
最初に見るつもりのなかった
逆の空の虹を見ながら
自分の思い込みと真逆の方に
新しい展開や気づきがあるかもしれない…とか
目線や考え方をふっと変えてみると
もっと大きな喜びに出逢えるかもしれない…とか
こんなに鮮明な虹でさえも
皆が気づいて見ているわけではなく
でも確かにそこにある
既にある素晴らしいものを、大切な宝を
見逃してはいないだろうか…とか
そんな事を感じたりしていた
人生の諸々も
そのタイミングを捉えた者
そこに、例えば反対側に気づいた者
そこからもっと深い部分に思いを馳せた者
同じ世界であっても
何を見て、何を感じ取るかは
人それぞれであり
自分の状態にもよる
左脳優勢型の仕事をしていると
ついつい右脳的感覚が鈍くなってしまう
でもやっぱり私は
大きな虹に気づき…例えば反対側の窓から…
そして虹のエネルギーを感じるような
そんな感度を保っていたい
…そう思う